KATHMANDU

松任谷由実( Matsutoya Yumi ) KATHMANDU歌詞
1.KATHMANDU

作詞:YUMI MATSUTOYA
作曲:YUMI MATSUTOYA

One more time One more chance どうか与えて下さい
やっと知った 答えのありかを 確かめるために

銀に光る滑走路が雲の果てに見える

No more tears No more fears 眠れない夜を越えて
きっとわかる 新しい愛に着陸できるよ

手を伸ばせばエヴェレストに届くような気持ち

※Glory Hallelujah ためらわないで
Glory Hallelujah そこへ
きみと翔べば この世界が開ける※

happy days Happy come 執着を捨てたとたん
きっとわかる いちばん大事なことは何なのか

探し続けた未来がその瞳に見えた

Glory Hallelujah なんて近くに
Glory Hallelujah そこに
きみがいれば この世界が輝く

Glory Hallelujah ただあるがまま
Glory Hallelujah そこに
きみなしでは この世界も消えるよ

(※くり返し)

Glory Hallelujah 聖地を映す
Glory Hallelujah 瞳
きみがいれば この世界が輝く


2.Take me home

作詞:YUMI MATSUTOYA
作曲:YUMI MATSUTOYA

線路のヒナギクを摘みながら
どこへ続くのか夢見てた

ゆらゆら見えた隣りの駅 ああ もっと向う

ある日行く先も告げぬまま
ひとり急行にとび乗った

鉄橋の音 雷のように ああ 不安にさせた

Take me home 初めて知った Take me home
こわくても決して止まれはしないこと

夢見てた街をすり抜けて
夢見てた時をすり抜けて

いつか着いてた終着駅は ああ なつかしい匂い

ホームに面影はないけれど
昔の面影はないけれど

コンクリートの枕木のかげ ああ あの白い花

Take me home ようやく知った Take me home
昔は未来の向うにもあること

Take me home ようやく知った Take me home
答はいつでも 心に咲いてること
Take me home ようやく知った Take me home
昔は未来の向うにもあること


3.命の花

作詞:YUMI MATSUTOYA
作曲:YUMI MATSUTOYA

燃える太陽さえ 燃やすほど
狂おしいこの想いを 抱いて 泣いている
恋はゆらめく灼熱の花
心を焼き尽くすまで けっして 枯れはしない

Sha la la la 熱いキスは 秘密のエントランス
二度とは戻れない
Sha la la la 指先から痺れる棘にさされ
エデンの園 追われるのよ

離さないで 離れないわ 世界が灰になっても
あなたとなら あなたとなら 死んでもいいの
私の恋は 輝く炎 命の花

荒れる荒波も のみ込むほど
昂まってゆく想いに 乱れ ふるえてる
恋は嵐の中で咲く花
踏みにじられてゆくほど 紅く紅く ひらく

Sha la la la 見つめる目は 哀しい天使の罠
さよならのはじまり
Sha la la la 首に胸に涙の粒を撒いて
ネプチューンの夢を見るの

離さないで 離れないわ 世界が海に落ちても
あなたとなら あなたとなら 死んでもいいの
私の恋は 激しいしぶき 命の花


4.Baby Pink

作詞:YUMI MATSUTOYA
作曲:YUMI MATSUTOYA

甘い「Good night…」だけを エンドレスにして
夢で逢えるようにきいてる Answering Machine

寝返りうつたびに 胸が苦しくて
デリケートなピンクの催涙ガスにもがく小羊

Baby Baby もう何日も 眠れないでいるの
Baby Baby 苦い恋は どんな毒なの woo くすりなの

楽じゃないくらいは わかってたけれど
こんなひどいなんて 思っていなかった

信じさせて もっと 宇宙の果てまで
やさしすぎる悪魔の契約はまだ交わしたばかり

Baby Baby もう何日も 食べられずにいるの
Baby Baby あなただけを 愛しているの woo 本気なの

破れそうなハートは ダンスビートなの
ショッキングなピンクの出合いがずっと忘れられない

Baby Baby もう何もかも 哀しくて困るの
Baby Baby 私は今 ねえ元気なの woo 病気なの

Baby Baby もう何日も 眠れないでいるの
Baby Baby 苦い恋は どんな毒なの woo くすりなの


5.Delphine

作詞:YUMI MATSUTOYA
作曲:YUMI MATSUTOYA

デルフィーヌ 戻って来て 光を縫って
きみが夢で見てる 小島の入江
エメラルドの影になろう

やがて きこえて来る 波の泡立ち
午後の雨にかかる 虹のふもとは
あたたかな涙のシンフォニー

もしも 今も きみが傷ついてたら
きっと もう二度とは離れはしない
だから戻って 僕のデルフィーヌ

デルフィーヌ 嵐の夜 深く潜った
きみを見失って 無口になった
ひからびたゴーグルが残った

きみのただすべてを 抱き寄せたくて
青い心のまま 待ち続けてる
今でもずっと

空は輝いてる あの日のように
泣いて 笑いころげ 追いかけ合った
海は澄みきってる あの日のように
いつも 僕のそばに きみだけがいた
デルフィーヌ 戯れよう 光を縫って
きみが夢で見てる 小島の入江
デルフィーヌ きこえて来る 波の泡立ち
午後の雨にかかる 虹のシンフォニー

空は輝いてる あの日のように
泣いて 笑いころげ 追いかけ合った
海は澄みきってる あの日のように
いつも 僕のそばに きみだけがいた
デルフィーヌ 戯れよう 光を縫って
きみが夢で見てる 小島の入江
デルフィーヌ きこえて来る 波の泡立ち
午後の雨にかかる 虹のシンフォニー


6.輪舞曲(ロンド)

作詞:松任谷由実
作曲:松任谷由実

キャンドルに灯をともしましょう 思い出みんな照らすように
あなたのくれた微笑みで 泣きだしそうに見えるでしょう
おどけてほほを寄せれば 背中に置かれた手のひら
あなたの知らぬ傷跡も 雪解けに咲くクロッカス

※さあ ヴェールあげて 初めての瞳で
誓いのキスに 高くはばたかせて
さあ ページあけて 名前綴ったなら
愛の証しは フォルクローレになる※

奏でて消えないメロディー 思い出かき消すくらいに
誰ともできなかったほど 幸せそうに踊りましょう
私を愛したことを 後悔はしていないかしら
あなたと紡ぐ年月が たったひとつのタピストリィ

あなたに抱かれ まわるまわる輪舞曲(ロンド)
涙も夢も めくるめく フィエスタ
もう神様しか 二人を離せない
語り継がれる フォルクローレになる

歓びとは 溶けて落ちる 哀しみの上にゆれる炎 Ah

(※くり返し)

△あなたに抱かれ まわるまわる輪舞曲(ロンド)
涙も夢も めくるめく フィエスタ
もう神様しか 二人を離せない
語り継がれる フォルクローレになる△

(※くり返し)
(△くり返し)


7.Broken Barricade

作詞:YUMI MATSUTOYA
作曲:YUMI MATSUTOYA

あー彼はこわさを知らない 勝つことだけしかやらない
ママにもらった ooh プロタクターを ooh つけてるのに気がついてない

こっちのリングへおいでよ 裸のフルコンタクトで
何でもありの ooh 決定戦は ooh 傷つくならそれが勲章

好きになったら Mammy boy きみをマットに沈めよう
うんと鍛えて Mammy boy 音がでるほどぶつかろう
見えないバリケード

私は悪役でもいい 捨て身の技しか効かない
ママが外から ooh タオル投げても
ooh Give up するまでやめにさせない

好きになったら Mammy boy きみをパンチでしとめよう
浴びせ倒すぜ Sugger boy まるで激しいキスのように
燃えだすバーリ・トゥード
Mammy boy きみを自分で立たせよう
かかっておいで Mammy boy 最後のゴング鳴ったとき
壊れるバリケード

怒りを愛に 痛みを愛に 力を愛に変えて

好きになったら Mammy boy きみをマットに沈めよう
うんと鍛えて Mammy boy 音がでるほどぶつかろう
見えないバリケード
Mammy boy きみをパンチでしとめよう
浴びせ倒すぜ Mammy boy まるで激しいキスのように
燃えだすバーリ・トゥード
Mammy boy きみを自分で立たせよう
うんと鍛えて Mammy boy 音がでるほどぶつかろう
見えないバリケード
Mammy boy きみをマットに沈めよう
かかっておいで Mammy boy 最後のゴング鳴ったとき
壊れるバリケード


8.Midnight Scarecrow

作詞:YUMI MATSUTOYA
作曲:YUMI MATSUTOYA

今 孤独の中の君へ 失くしたくない君へ
用もなく 電話かけよう
もし うるさかったら言って 明日にしてと切って
でもね 気にしないから

夜の硝子にもたれて 光るデジタル表示が
減ってゆくの見ている ゼロになるまで
君の知らない駅から 君の住む街を通る
バスが出るよ 最後の 言えない想いを乗せるように

今 自分を探す君を 愛しはじめたことを
なぜか ふと感じてた 強く強く君を強く

踊る案山子(かかし)みたいな 影とたわむれる
見慣れた帰り道 wow wow ひとりぼっち

人は何も持たずに生まれ 何も持たずに
去ってゆくの それでも愛と出会うの
君の荒野を渡って 冬の雲を吹き流す
風になるよ しばらく 受話器をそのままあてていて

今 孤独の中の君が 失くしたくない君が
僕の瞼の裏にいるよ


9.クロームの太陽

作詞:YUMI MATSUTOYA
作曲:YUMI MATSUTOYA

湾岸線のトンネルのこだまが
錆びかけていた ハートを振るわせた

焦げたオイルと 海風の匂は今でも
ギアに染みついたまま

苛立ちながら 軋み合う心で
明日に向って アクセルふかしてた

着くはずのない パラダイスは色褪せて そして
誰も いなくなった

もっと叫んで 昔みたいに トンネルの彼方へ
もっと燃やして 私の前で 合金(クローム)の太陽
追いかけて ねえ エンジェルス

朝が近づく あのコーナー過ぎると
白くぼやけた 出口にさしかかる

終ることない 日常がたちこめて そして
誰も いなくなった

もっと叫んで そのエンジンで 束縛を蹴散らし
もっと見させて たった今だけ 戻らない時間を
ぶっちぎれ このまま

それは偶然 抜き去ってゆく 青春のゴースト
ずっととばして ミラーの中の パラレルのロードを

※もっと叫んで 昔みたいに トンネルの彼方へ
もっと燃やして 私の前で 合金(クローム)の太陽
もっと叫んで そのエンジンで 束縛を蹴散らし
もっと見させて たった今だけ 戻らない時間を※

(※くり返し)


10.Walk on, Walk on by

作詞:YUMI MATSUTOYA
作曲:YUMI MATSUTOYA

気づかないで Walk on by 彼女の方を
あなたが全てを燃やしたひとと知ってるの
雪模様のアヴェニュー 向いの舗道
見覚えのある笑顔 思わず胸がすくんだ

口にしたら 打ち消したら 本当になる
過ぎた恋は未完成のシナリオだから

甦る想いを さえぎるように
つまずいたふりをする 私だけに微笑んで

うでをくんで Passin'by むこうも二人
あなたなど あなたなど もう忘れているみたい

カレンダーでも マティーニでも 消せなかった
あなたにしか追い越せない まぼろしならば

台詞もないうちに通り過ぎてく
面影はひと幕のエキストラにしておいて

気づかないで Walk on by 彼女の方を
新作のロマンスは私だけに微笑んで
ゆっくりと ゆっくりと 私だけに微笑んで


11.Weaver of Love~ORIHIME

作詞:YUMI MATSUTOYA
作曲:YUMI MATSUTOYA

コムラサキなら七月の 暮れたばかりの空の色
今は遠くへ行ったひと わずかに茜残し

あれはゆかたの行列が 山の小径を見え隠れ
蛍のような提灯を 星へと運んでゆく

私は橋の袂で あなたへと届くように
ひっそりと ああ ひっそりと
心の機を織るの

耳をふるわす風の音は 眠り遅れたぎんやんま
いつかまたねとささやいて 石ころ渡ってゆく

私はつゆ草さした 夏の夜の晴れ姿で
きらきらと ああ きらきらと
涙をこぼしてるの

哀しい夢をすすぐには 笹にせせらぐ川上の
汲めばちぎれるつめたさに いくつも舟を浮かべ

私はひとり座って あなたに会う日想って
ひっそりと ああ ひっそりと
心の機を織るの
きらきらと ああ きらきらと
涙をこぼしてるの